熱いバレンタイン
クリスタとジャックは幼なじみ。
同じ会社で再会してからというもの、一緒にランチをとりながら仲良く話すのが日課になっている。
ある日彼に深刻な面持ちで相談を持ちかけられた。
聞けば、ジャックが女性名で執筆した小説の刊行が決まり、打ち合わせのためにニューヨークへ来るよう招かれたため、クリスタに作家のふりをして、一緒に来てほしいというのだ。
快諾したクリスタだったが、彼の原稿を読み進めるうち、不思議なおののきとともに不安を覚え始めた。
こんなセクシーな物を書く人と、同じ部屋で過ごせるのかしら?三年前の結婚式当日、キットは幸せの絶頂から不幸のどん底に突き落とされた。
夫となるはずだったピーターが、式をすっぽかしたのだ。
打ちのめされた彼女は仕事だけにうちこむようになり、今では親友が所有するホテルの広報部部長となっている。
あるとき、キットはホテルでファンタジー・ウィークエンドというイベントを行うことを思いつく。
応募者の中から数人を選び、望みどおりの週末をホテルで過ごしてもらうというものだ。
だがイベントの初日、現れた受賞者を見て彼女は絶句する。
その人物はなんと裏切り者の元フィアンセ、ピーターだった。
大学受験に失敗し、滑り止めと思っていた八千代商科大学さえ落ちてしまった森川光。
その上、受験に失敗したおかげで、彼女にまで振られてしまう。
渋々と予備校の受付に行くのだが、そこで東大を目指して1浪しているかわいい女の子、雨宮しおりと出会い、つられて東大コースに入ってしまうのだが……。
東大コースをやめ、私立文系コースに入った光は、あまりの勉強ムードのなさに驚く。
そして、たまたま隣の席に座ってきた倉橋奈緒子と知り合い、彼女のペースに巻き込まれていく……。
すれ違いにより、彼から別れを告げられたしおり。
東大の受験をやめ、地元の北海道に帰ることをしおりから聞いた光は、奈緒子への気持ちに揺れながらも、しおりの支えになろうと努力する。
そして、いよいよ2月となり、光たちの受験が始まる。
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